仮想通貨と言えばビットコインとイーサリアムだけど、結局どう違うのか分からない!!
仮想通貨初心者の方は、ほとんどがそう思っているのではないでしょうか?
今回はビットコインとイーサリアムの違いを徹底解説します!!
前回は仮想通貨とは何か、について誰にでも分かるように解説しました。
ブロックチェーン技術を用いたデジタル通貨であることを説明しました。
- ビットコインとイーサリアムの違いが分かる
- 結局どっちに投資すればいい?
- 結論から言うと、目的や用途が違う
ビットコインとイーサリアムの特徴を知ろう
知名度が高いのはビットコインです!!
仮想通貨のツートップと言うべきビットコインとイーサリアム。
一体どんな特徴があるのでしょうか?
それぞれの成り立ちをご説明します。
ビットコインは世界で初めて開発された仮想通貨
資産価値として一定の地位を確立している!?
ビットコイン(Bitcoin)は『サトシ・ナカモト』と名乗る人物が、ネット上に公開した論文を元に開発された世界で初めての仮想通貨です。
通貨単位 | Bitcoin(ビットコイン) |
記号 | BTC、XBT、₿ |
使用開始日 | 2009年1月 |
発行上限 | 2100万枚 |
時価総額 | 54兆円(2022年10月16日現在) |
時価総額は全仮想通貨の中でも断トツでトップの54兆円にもなります。
信頼性が高いということにもなります!!
- セキュリティが高い
- 非中央集権を確立している
- 価格変動が大きく、資産とするには危険
世界で最もメジャーな仮想通貨です。
仮想通貨に興味がある方は、まずはビットコインを購入するところから始めてみてはいかがでしょうか?
イーサリアムとは?プラットフォームの役割をもつ
仮想通貨という金融資産でもありつつ、インフラ(基盤)の役割も担います!
イーサリアム(Ethereum)は、2013年に当時19歳だったカナダ人のヴィタリック・ブテリンの
『あらゆる目的のために使えるブロックチェーンのプラットフォームを創りだす』
というビジョンに共感した人たちが集まって誕生しました。
通貨単位 | Ethereum(イーサリアム) |
記号 | ETH |
使用開始日 | 2015年7月 |
発行上限 | なし |
時価総額 | 23兆円(2022年10月16日現在) |
時価総額で言えばビットコインの約半額ですが、イーサリアムはビットコインとは違う役割があるという点で、今後の成長が見込まれています。
ビットコインは通貨でしかありませんが、イーサリアムはその基盤で発行された様々なトークンを売買できるのが特徴です。
- NFTの売買ができる
- 分散型アプリケーション(※1)である
- コミュニティありき(DAO、DeFi(※2)の基盤になっている)
(※1)decentralized applications(DApps)のことで、ブロックチェーンの中に「いつ、誰が、誰に、いくら支払った」といった取引情報に加えて、さまざまなアプリケーションプログラムを記録・実行できる。スマートコントラクトと呼ばれる。
(※2)Decentralized Finance:分散型金融。銀行や証券、保険、取引所など旧来の金融機関が担ってきたサービスをブロックチェーンを通じて提供するシステム。
Web3の近未来には欠かせないプラットフォームです!!
ビットコインとイーサリアムは使い分けるのが◎
役割が違うので、両方持つことをおススメします!
- 通貨としてのビットコイン
- プラットフォームとしてのイーサリアム
使い分けるのがWeb3時代の常識になりそうです!
ビットコインもイーサリアムも暴落中
仮想通貨に詳しくない方でも、最近調子が振るわないことはご存知かと思います・・・
実際のチャート(2022.10.18)
ビットコイン
イーサリアム
現在はまさに暴落期。
底がいつ訪れるのか、誰にも分かりません。
ビットコインもイーサリアムも同じような値の動きをしているね!
ビットコインが暴落すれば、イーサリアムも一緒に暴落しています。
なぜ仮想通貨は暴落している?
- FRB(米国の金融政策策定にあたる理事会)による加速する利上げ
- Terra/LUNA(※)の大暴落
- 仮想通貨への信用不安(著名人の発信)
1⃣FRB(米国の金融政策策定にあたる理事会)による加速する利上げ
金融が引き締められ、金利が上昇すると、投資家は安全性が高い資産に資金を移すようになります。株式や仮想通貨といった値動きが大きいリスク資産が売られ、米国債券のような比較的安全性の高い資産が買われるのです。
2⃣Terra/LUNA(※)の大暴落
Terra/LUNAとは、法定通貨を元にしたステーブルコインプロジェクト、およびその中で流通するトークンです。米ドルなどの安定通貨と価格を連動させ、価値を安定させています。今回の大暴落は、2022年5月の意図的な攻撃によるものでした。たった1週間で価格が99%以上下落。
なかなか復活ができない状況です。。。
3⃣仮想通貨への信用不安(著名人の発信)
そもそも、仮想通貨には「実態がない」「各国政府による後ろ盾がない」といった不安材料がありました。2022年に起きたTerra(LUNA)の暴落のように、「ドルとの連動が前提」等の安心材料が崩れてしまうと、仮想通貨の信頼は一気に失墜します。また、これをSNS等で著名人が発信することによって、民衆は不安がピークに達するのです。
仮想通貨バブルは4年に一回起こる!?
とはいえ、仮想通貨というのは、数年に一回のバブルが訪れます。
ビットコインを例に、時系列でみるとこのようになります。
年月 | 価格 |
2009年1月(ビットコイン取引開始) | 0円 |
2013年12月(ビットコインがメディアで取り上げられる) | 約123,000円 |
2013年12月(中国でビットコイン取り締まり強化) | 約110,000円 |
2014年2月(ハッカーにビットコイン盗難される) | 約18,000円 |
2013年末に価格が上がっています!
チャートから見て分かるように、2017年末に価格が上がり、第2のバブルと言えるでしょう。
仮想通貨の将来性やボラティリティの高さに注目が集まりました。
そして、2021年~2022年にかけての第3のバブル期。
2021年途中に下落しているのは、中国の仮想通貨規制が入ったころです。
その後急騰し、最高で777万円台にまで達しました。
ざっくりですが、4年に一回のペースでバブルが訪れています!!
まとめ・ビットコインとイーサリアムは両方持つべし
わたぐも個人の結論:ビットコインとイーサリアムは両方持っていたい!
上述したとおり、ビットコインとイーサリアムは目的用途が違います。
今後、NFTやメタバースの世界が身近になる未来がやってくる!!
と信じているので、イーサリアムを準備しておきたい。
そして、資産として長期間ホールドしておきたいのはビットコインです。
原理は違いますが、インデックス投資と同じようにビットコインは買っても短期間では売らずに保有しておきます。
いずれも投資は自己責任です。「なくなってもいいや!」と思える額で運用しましょう!!
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